雑誌BRUTUSの特集により、イームズの自邸イームズ・ハウスのコレクション棚に飾られたこけしの作者、
鎌田文市工人のお孫さんにあたる鎌田孝志工人が復刻した通称イームズこけし。
ほとんど褪色したこけしの写真を見て、文市工人が好んで描いたという重ね菊を胴模様に仕立てたこけしです。
襟元はA・Bタイプに使われたロクロ線ではなく、着物の襟の模様ではないか推測しています。
現在、孝志工人自ら研究を重ねて、3パターンのイームズこけしが復刻されていますが、こちらは最近試作されたCタイプです。
実際は写真の書籍類の大きさから7寸ほどの大きさではないかと推測されますが、気軽に飾りやすい小寸で復元して頂きました。
純粋にこけしとして見ても、古さのなかに新しさも感じさせるミッドセンチュリーこけしです。
*1点づつ手作り品のため、写真とは表情や胴模様、木目などに多少の違いがありますことを、あらかじめ御了承下さい。木の節や染料の滲みが見られることがあります。
ロウ引き仕上げ
サイズ:高さ12cm